2006年4月9日日曜日

電気は大切

電装系修理完了。

予定どおりレギュレート・レクチファイヤーを装着する。アルミの板で電装プレートをつくり、レギュ・レクチを取り付け、ついでにその板にボイヤーも取り付けた。配線がやり直しになるので、この際点火系、充電系、電飾系にそれぞれ別回路にした(今までは後付に次ぐ後付で蛸足配線だったので、ぱっと見てもどれがどれかわからんという状態だった。)。前よりは配線もすっきりしたので、トラブルが出てもトラブルシューティングがたぶん楽かな。電装プレートをいすの下につけて修理完了。

試運転前にバッテリーの電圧を測ると12.5Vだった。いざ試運転へ。エンジンはキック2,3発ですぐかかった。ブリッピングしても変な引っかかりはない。少し暖気したのち、近所を走り回ってみた。やけに白バイが多い(後で知ったけど、交通安全運動週間なのね。危ない危ない)ので、気をつけながら全開走行してみたり、全開から全閉などラフなスロットル操作で様子を見る。最初のうちは、電圧不足でよく見られる症状(キャブのセッティング不良に似ている)が出ていたが、10分も走ると落ち着いてきた。30分ほど走ってからガレージに戻り、電圧をチェック。13.4Vだった。発電もしてるし、充電系も問題なさそう。怪しいと思っていたキャブセッティングも問題ない。これで完全にTRITON復活。

これまでの度重なる故障および不調の原因を振り返ってみると、結局ツェナーダイオードのパンクが主原因だったことがわかりすっきりした。たぶん故障は次のように進行したのだと思われる。
・ツェナーがパンク、電圧制御が不可能に
・過電圧がイグニッションコイルにかかり、絶縁がだめになって短絡
・短絡したコイルのせいでボイヤーのトランジスタボックスがパンク
・ここでようやく故障に気づく

コイルとボイヤーを交換したのに先週調子がいまいちだったのは、ツェナーが壊れたまま走ったので電圧制御がうまくいかず、過充電でバッテリーがかえって放電してしまったから、という推測は正しかった。あのまま走ってたら、きっとまた 「コイル短絡」 -> 「ボイヤー故障」 を繰り返していたに違いない。無駄な出費をするところだった。

T150Vはレクチファイヤーが故障していたし、今回はツェナーが故障したし、30年も過ぎた半導体素子はまず壊れていると思ったほうが吉。

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